2025年02月18日、「地球温暖化対策計画」が閣議決定されました。
概要
次期NDC(温室効果ガス削減目標)を含む「地球温暖化対策計画」については、中央環境審議会地球環境部会2050年ネットゼロ実現に向けた気候変動対策検討小委員会・産業構造審議会イノベーション・環境分科会地球環境小委員会中長期地球温暖化対策検討WG合同会合での議論を経て、2025年02月18日開催された地球温暖化対策推進本部にて同本部決定の上、閣議決定された。
日本の次期NDC(温室効果ガス削減目標)については、本日中に速やかに国連気候変動枠組条約事務局へ提出される予定。(ニュースリリースより)
主な内容
■次期削減目標(NDC)
- 我が国は、2030年度目標と2050年ネット・ゼロを結ぶ直線的な経路を弛まず着実に歩んでいく
- 次期NDCについては、1.5℃目標に整合的で野心的な目標として、2035年度、2040年度において、温室効果ガスを2013年度からそれぞれ60%、73%削減することを目指す
- これにより、中長期的な予見可能性を高め、脱炭素と経済成長の同時実現に向け、GX投資を加速していく

⇒2013年から2050年に直線的に削減する現状の目標と同じ。IPCCの示すレベルは、2019年比で▲65%@2035程度であり、この水準には至っていない
■次期NDC達成に向け地球温暖化対策計画に位置付ける主な対策・施策
- 次期NDC 達成に向け、エネルギー基本計画及びGX2040ビジョンと一体的に、主に次の対策・施策を実施

関連資料
- 地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)
- 地球温暖化対策計画の概要
- 地球温暖化対策計画
- (関連資料1)2030年度及び2040年度における温室効果ガス別その他の区分ごとの目標及びエネルギー起源二酸化炭素の部門別の排出量の目安
- (関連資料2)2030 年度排出削減目標に関する対策・施策の一覧
- (関連資料3)2035 年度、2040 年度排出削減目標に関する対策・施策の一覧
以上(2025/2/24, 2025/2/25追記)