「カーボンフットプリントレポート」、「カーボンフットプリントガイドライン」の公表
経済産業省は、「サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリントの算定・検証等に関する検討会」において、カーボンフットプリントを巡る状況と今後の方向性、及び算定・検証に関する指針を取りまとめました。
- 「カーボンフットプリント レポート」
- 国内外のカーボンフットプリントを巡る状況を整理するとともに、そうした状況を踏まえて、我が国企業のサプライチェーン全体での排出削減と製品・産業の競争力強化の観点から、参照すべきルールを考察するとともに、カーボンフットプリントに関連する政策対応の方向性を明示するレポート
- 「カーボンフットプリント ガイドライン」
- カーボンフットプリントの算定及び検証について、上記の観点から具体的に必要と考えられる事項・枠組について整理し、それを満たすことで一定の確からしさを担保することができるガイドライン
なお、「カーボンフットプリント」は、製品別のCO2排出量を算定するにあたり必要な評価方法の一つであり、今後、サプライチェーンのカーボンニュートラル化において、多くの場面で必要とされると考えられます。
ただし、現実的には、サプライチェーン上に算定のためのフラットフォームなどの構築が不可欠であり、中小企業のDXと併せて早期に環境を整える必要があります。
■関連資料
■関連情報
- Green x Digital コンソーシアムの見える化WG(JEITA:一般社団法人電子情報技術産業協会)
- JAPIA LCI算出/製品環境指標ガイドライン(JAPIA:一般社団法人日本自動車部品工業)
以上(2023/5/27更新、2023/4/4)