令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

以下のホームページに「令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」が掲載されました。

https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

テーマとポイント

  • テーマは「グリーン社会の実現に向けて変える私たちの地域とライフスタイル~私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ~」
  • 2030年までを「勝負の10年」として、国内外で「脱炭素ドミノ」を起こしていくために私たち一人ひとりが、未来に影響を与える当事者であるという意識を持って行動し、脱炭素のみならず、資源循環、分散・自然共生という多角的なアプローチによってグリーン社会の実現を目指していくことを伝える。
  • 気候変動や資源の大量消費、生物多様性の損失等の危機に対して世界が大きく動き出し、危機的状況を世界全体で乗り越えるための国際動向を紹介。
  • 「脱炭素」と並行して「循環経済」、「分散・自然共生」という多角的かつ、相関しているアプローチからグリーン社会の実現を目指すことを記述。
  • 地域資源を生かして脱炭素化を図りつつ、経済活性化・社会課題の解決を目指す地域づくりや、「ファッション・食・住まい・移動」から一人ひとりのライフスタイルの変革により、持続可能で将来世代が、希望を持つことができる社会を引き継げることを目指すことを記述。
  • 東日本大震災・原発事故の被災地の環境再生取組の進捗や、復興の新たなステージに向けた未来志向の取組を紹介。

以上、環境省ニュースリリース「令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の公表について」(2022/6/7)より

構成及び概要

第1部 総合的な施策等に関する報告
第1章 1.5℃に向けて

IPCC第6次評価報告書での温暖化への「人間の影響」の明記をはじめとする気候変動に対する科学的知見やCOP26等の動向、気象災害がもたらす経済的影響、生物多様性に対する科学的知見やCOP15等の国際動向。

第2章 脱炭素、循環経済、分散・自然共生という多角的な切り口によるアプローチ

脱炭素社会の実現に向けた地球温暖化対策推進法の改正を始めとする法制度等の改定、成長に資するカーボンプライシングの検討、適正な再生可能エネルギーの普及拡大、ESG金融の推進、プラスチック資源循環の促進、2030年までに陸と海の30%以上の保全(30by30)、国立公園における保護と利用の好循環、外来生物対策など。

第3章 私たちが変える持続可能な地域とライフスタイル

地域の脱炭素化、地域循環共生圏の拡大と深化(SATOYAMAイニシアティブ、ESG地域金融,環境教育等)、ライフスタイル(住まい、食、ファッション、移動など)の変革、人の命と環境を守る(熱中症対策、エコチル調査、化学物質対策)など。

第4章 東日本大震災・原発事故からの復興・再生に向けた取組

帰還困難区域の復興・再生に向けた取組、福島県内除去土壌等の県外最終処分に向けた取組、復興の新たなステージに向けた未来志向の取組、ALPS処理水に係る海域モニタリング、リスクコミュニケーションの取組を概観。

以上、「令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書(概要)」より

第2部 各分野の施策等

参考

以上(2022/6/11)